職人を辞めること忘れてない?
よく「脱サラ」という言葉を耳にしますが、私の場合「脱職人」というのが正しいのかと思います。
建設業界で働く人は、サラリーマンとは制度が少し違う気がします。
同じ拘束時間がありますが、雇用制度やモラル、社風、社会的立場など気になるところを挙げればキリがありません。親方の気分でその日の仕事を早く終われる、なんてこともあります。
私は死に物狂いで、働いてきました。いつしか私もベテラン職人の仲間入りをして、数年経ちます。しかしこの業界から足を洗おうと思ったのは今年でした。
人の2倍、3倍働かされても誰からも感謝されず、給料も上がらず、会社や職長の思うがままに使われてきました。怪我をしても、病気になっても構わず兵隊さんのように働いてました。
そんなある日、職場に向かう車の運転中にふと涙が出てきました。
別に悲しいこともなく、自然に・・・
ストレスも限界を迎えていたのではないかと思います。精神科を受診すれば何らかの手が打てたかもしれない、しかし、そんな時間さえも与えてはくれる事なく、その日も働いていました。
私はストレスの発散方法が筋トレとか食事くらいなもので、結構落ち込みやすいネガティブな性格だと思います。
悩みや心配事があると「眠れなくなるタイプ」の人間で、お酒も弱いのでアルコールへ逃げるといった事もできません。
心と体を完全に壊されてしまったのでは、次に進む事はできない。そう思い始めたのが今年の5月位でした。それから4ヶ月経過してやっと引っ越しの内見を予約して、今週末に見に行きます。
時間というのはあっという間に過ぎていってしまうもので、こんな「脱職人」を夢見て、考えているうちに、今年もあと4ヶ月を切ってしまっている。ダラダラていたらずーっと職人から抜け出せずに、歳を重ねて、この計画を諦めてしまうかもしれません。
もう一度、計画を見つめ直して具体的な目標を定め動いていかなければ、このまま一生社畜生活で終わってしまいます。
とりあえず今週の内見で少し私の心が動くだろうと思います。
体調を整えるために今日も早く寝ます。
最近の水筒の中身は決まってBCAAだ。うまい、体に良い!でも値段が・・・
皆さんは良い1日を!